それでも吉田沙保里を褒め称えたい

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吉田沙保里選手のリオオリンピックの決勝、生でテレビ観戦しました。
負けが決まった瞬間、一緒に観ていた嫁とテレビの前で固まってしまいした。

それに、何よりも印象的だったのは、敗北の後しばらくマットにうずくまって動けなかった吉田沙保里選手の姿。
負けてあんなに号泣する選手を久しぶりに見た気がします。

試合後すぐの吉田沙保里選手は、

「ごめんなさい」
「取り返しのつかないことをしてしまった」

とコメントしていました。

ここでたぶん多くの方が気づいたと思います。

彼女がものすごいプレッシャーの中で戦っていたことに。
スポーツの試合後に「取り返しがつかない」なんてコメントする選手はなかなかいません。

本当にレスリング界の中でのプレッシャーと注目を一身に集めていたのが吉田沙保里選手でした。

私は失礼ながら負けた後の姿を見ていて、「吉田沙保里選手も人間だったんだ」と思いました。
「霊長類最強!」なんて言われて、負けやプレッシャーなどには縁が無い人なんだと思っていました。

負けた後の吉田沙保里選手のコメントを聞いて、「日本国民が期待しすぎてプレッシャーをかけてしまった」と、ものすごく申し訳ない気持ちになってしまいました。

そう感じてしまうくらい、彼女の「期待に応えたかった」という想いの強さを感じました。

今回の結果は残念だったけど、それでも吉田沙保里選手を褒め称えたい!と思います。

4連覇は伊調馨選手で、他の選手が金メダルを取っているのかもしれないけど、リオオリンピックのレスリングの主役はやっぱり吉田沙保里選手でした。

本当に胸を張って帰国してきてほしいと思います。