バブルガムブラザーズの現在|病気に不仲に逮捕を乗り越えた今とこれから

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バブルガムブラザーズの現在|病気に不仲に逮捕を乗り越えた今とこれから
出典:https://natalie.mu/music/gallery/news/565936/2276709

長い音楽キャリアの中で、バブルガムブラザーズは数多くの困難と試練に直面してきました。1983年の結成以来、ヒット曲「WON’T BE LONG」の大成功を収め、一時は活動休止に追い込まれるも、2008年に再結成を果たしました。しかし、その後もメンバーの健康問題や不祥事が続きました。特にブラザー・コーンの乳がん公表と治療はファンに大きな衝撃を与えました。この記事では、そんな彼らの波乱万丈な歴史と、結成40周年を迎えた現在、そして未来への展望について詳しく掘り下げていきます。

バブルガムブラザーズ ユニバーサルミュージック

記事のポイント

  • バブルガムブラザーズ結成前と結成時
  • ウォンビーロングの大ヒットと紅白歌合戦出場
  • 不仲による活動休止
  • 活動再開後の病気・不祥事
  • 結成40周年を迎えた現在とこれから

バブルガムブラザーズの現在に至るまでの歴史|結成から活動休止

出典:https://na2ka4.blog.fc2.com/blog-entry-21617.html

結成前のそれぞれの活躍

バブルガムブラザーズの結成に至るまで、メンバーそれぞれが個別に活躍をしていました。ブラザー・トム(Bro.TOM)は小柳トムとして活動しており、特にピン芸人としてのキャリアを築いていました。彼のユニークなキャラクターとコミカルなパフォーマンスは、すぐに多くの人々の注目を集めました。また、近藤伸明(ブラザー・コーン)はコメディアンとしての道を歩み、あのねのねの清水國明に弟子入りして「グループ「あ」」を結成するなど、音楽とお笑いの融合を模索していました。

それぞれの音楽的バックグラウンドも興味深いものがあります。ブラザー・トムは、若い頃からアメリカのブラックミュージックに影響を受けており、その影響は後のバブルガムブラザーズの音楽スタイルにも色濃く反映されています。一方、ブラザー・コーンは、幼少期からギターに親しみ、音楽と共に成長してきました。彼の音楽的センスとギターの技術は、バンドのサウンドに重要な役割を果たしました 。

バブルガムブラザーズの結成

1983年、ブラザー・トムとブラザー・コーンは飲み友達として親交を深める中で、共通の音楽的嗜好やコメディセンスを活かしてショーバンドを結成することを決意しました。二人は映画『ブルース・ブラザーズ』に強く影響を受け、ブラックミュージックとコメディを融合させたパフォーマンスを目指しました。新宿ルイードなどのライブハウスで活動を開始し、「バブルガム」という子供っぽさを意味するスラングをグループ名に採用しました 。

結成当初のバブルガムブラザーズは、主にライブハウスでのパフォーマンスを中心に活動していました。その独特なスタイルは、徐々に観客の心を掴み、彼らの名を広めていきました。ライブでのエネルギッシュなパフォーマンスとユーモア溢れるMCは、多くのファンを魅了しました。また、メジャーデビュー前には、さまざまなイベントやフェスティバルにも出演し、その実力を確固たるものとしていきました 。

ウォンビーロングの大ヒットと紅白歌合戦出場

バブルガムブラザーズの代表曲である「WON’T BE LONG」は1990年にリリースされ、瞬く間に大ヒットしました。この曲はカラオケでも流行し、ミリオンセラーを記録するまでの成功を収めました。この成功により、彼らは1991年の『第42回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たします。この時、HOUND DOGの直前辞退に伴う代役として出演し、見事なパフォーマンスで観客を魅了しました 。

「WON’T BE LONG」は、彼らのキャリアにおいて転機となる曲でした。この楽曲の成功により、バブルガムブラザーズは全国的な知名度を獲得し、メディアにも頻繁に登場するようになりました。特にカラオケでの人気は凄まじく、老若男女問わず多くの人々に愛されました。この楽曲のヒットにより、彼らは一躍スターの仲間入りを果たし、さらなる飛躍のきっかけを掴むこととなりました 。

不仲による活動休止

しかし、成功の陰にはメンバー間の不和がありました。特に、お互いの個性の違いが次第に明らかになり、音楽的な方向性やパフォーマンスのスタイルに対する意見の相違が増えていきました。ブラザー・トムは演技や表現に興味を持ち、ブラザー・コーンは音楽とダンスの追求に専念したいという気持ちが強まりました。その結果、1997年にリリースされたシングル『白い砂の少女』を最後に、バブルガムブラザーズは活動を休止することとなりました 。

活動休止の背景には、彼らの個人的な葛藤やプレッシャーも大きく影響していました。長期間にわたる活動の中で、お互いの価値観や目指す方向性が異なり始め、次第に亀裂が生じるようになりました。このような状況の中で、彼らは一度立ち止まり、それぞれの道を模索する決断を下しました。活動休止後、ブラザー・トムは俳優やタレントとして、ブラザー・コーンはソロアーティストとしての活動を続け、それぞれが新たなキャリアを築いていきました 。

バブルガムブラザーズの現在に至るまでの歴史|活動再開後の病気に不祥事

バブルガムブラザーズの現在|病気に不仲に逮捕を乗り越えた今とこれから
出典:https://natalie.mu/music/gallery/news/538780/2088208

2008年に活動再開

2008年、バブルガムブラザーズは約10年の活動休止を経て再び活動を再開しました。この復帰の背景には、二人の間でお互いの過去の確執を乗り越え、新たなスタートを切るという強い意志がありました。特にブラザー・トムは、かつての「ワルだった頃の自慢をしない」という条件をブラザー・コーンに提示し、それを受け入れることで活動再開が実現しました 。

活動再開後、バブルガムブラザーズは再び音楽シーンに登場し、新たなファン層を獲得するためにライブ活動やメディア出演を積極的に行いました。彼らのパフォーマンスは依然としてエネルギッシュであり、観客を魅了する力は衰えていませんでした。また、この時期には過去のヒット曲の再リリースや新曲の制作にも取り組み、多忙な日々を送りました。

病気①ブラザートムの心筋梗塞

活動再開後の2006年、ブラザー・トムは心筋梗塞を発症し、一時は命の危険にさらされました。彼はかつての「ミスターエンゲル係数」と呼ばれるほどの豪快な生活スタイルが災いし、急性心筋梗塞を引き起こしたのです。トムはこの経験を通じて、生活習慣の重要性を痛感し、健康的な生活を取り戻すために努力を続けました 。

心筋梗塞発症後、トムは食生活を見直し、禁煙を決意しました。彼は再発のリスクを減らすために定期的な健康診断を受け、医師の指導のもとでリハビリに励みました。この経験は彼の人生における大きな転機となり、以降の活動においても健康第一の姿勢を貫くことを決意しました 。

病気②ブラザーコーンの肝臓移植

一方、ブラザー・コーンもまた大きな病気に直面しました。彼は肝臓の病気を患い、最終的には肝臓移植を受けることとなりました。この手術は彼の妻からの提供によるもので、家族の絆が強く感じられるエピソードです。手術は成功し、コーンは再び健康を取り戻すことができました 。

肝臓移植後、コーンは体調を管理しながら音楽活動を続けました。彼はこの経験を通じて、命の大切さを再認識し、家族との時間を大切にするようになりました。彼の復活は多くのファンに勇気を与え、バブルガムブラザーズの音楽が持つ力を再確認するきっかけとなりました 。

不祥事①ブラザーコーンが暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕

しかし、順調に見えた活動再開後も、彼らは数々の困難に直面しました。2012年6月、ブラザー・コーンは元マネージャーとのトラブルから暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕されました。この事件は大きな波紋を呼び、彼の芸能活動にも大きな影響を与えました 。

逮捕の背景には、元マネージャーとの間で長年にわたる確執がありました。元マネージャーが暴力団の名前を利用して脅迫を行い、それに対する報復としての行動が問題視されたのです。コーンは容疑を一部否認しましたが、最終的には公の場で謝罪し、事件の責任を認めました 。

不祥事②ブラザートムの不貞行為

さらに、ブラザー・トムもまた不祥事に巻き込まれました。彼は熊本地震の復興支援活動を行っていた際に、現地で知り合った女性と不貞行為を働いたことが報じられました。この報道は彼のイメージに大きな打撃を与え、ファンやメディアからの非難を浴びました 。

この不貞行為は、彼の家族にも大きな影響を及ぼしました。トムは公の場で謝罪し、家族やファンに対して誠意を示す努力を続けました。しかし、この事件は彼のキャリアにおける大きな汚点となり、今後の活動に影響を与えることとなりました 。

病気③ブラザーコーンの乳がん

2023年、ブラザー・コーンは乳がんを患っていることを公表しました。男性にとって乳がんは非常に珍しい病気であり、彼自身も大きなショックを受けました。早期発見が幸いし、命に別状はないとされていますが、彼は治療に専念するために一時的に活動を休止しました 。

結成40周年を迎えたバブルガムブラザーズの現在とこれから

ブラザーコーンの病気からの復活

バブルガムブラザーズのメンバー、ブラザー・コーン(Bro.KORN)は、2023年に乳がんを公表しました。男性にとって乳がんは非常に珍しい病気であり、この発表は多くのファンを驚かせました。彼は乳がんのステージ2と診断され、早期発見が幸いして命に別状はないとされましたが、抗がん剤治療の副作用に苦しむ日々が続きました​​​​。

コーンはこの困難な状況にもかかわらず、ポジティブな姿勢を保ち続けました。治療の過程で彼はファンや家族からの支えに感謝し、その思いを力に変えて戦い抜きました。2024年3月には、乳がん摘出手術が成功し、ついに復帰ライブを実現しました。このライブでは、彼の完全復活を祝う多くのファンが駆けつけ、会場は感動と歓喜に包まれました​​​​。

復帰後のコーンは、乳がんの闘病生活について語り、「男の乳がんは珍しいけれど、この経験を通じて多くのことを学んだ」と述べました。彼は治療中も音楽への情熱を失わず、復帰ライブではヒット曲「WON’T BE LONG」を披露し、観客を沸かせました。ファンとの絆が一層深まった瞬間でした​​​​。

結成40周年ライブの中止

2023年に予定されていた結成40周年ライブは、ブラザー・コーンの乳がん治療のために中止されました。このライブはファンにとってもバンドにとっても重要なイベントでしたが、彼の健康が最優先であると判断されました。この決定により、多くのファンは一時的に失望しましたが、コーンの治療と回復を最優先に考えた結果となりました​ (Billboard Live)​​ (EPLUS)​。

2024年に「LAST LIVE vol.1 ~じじいが街にやってくる!~」で復活のライブを予定

バブルガムブラザーズは、2024年に復活ライブ「LAST LIVE vol.1 ~じじいが街にやってくる!~」を予定しています。このライブは8月20日に横浜のBillboard Live YOKOHAMA、8月22日に大阪のBillboard Live OSAKAで開催されます。ブラザー・コーンの快癒を祝うとともに、彼らの新たなスタートを切る重要なイベントとなるでしょう​ (Billboard Live)​​ (EPLUS)​​ (Music Life Club)​。

このライブでは、彼らの代表曲「WON’T BE LONG」をはじめとする数々のヒット曲が披露される予定です。さらに、新しい楽曲も演奏されるとのことで、ファンは大いに期待しています。ステージ上では、バブルガムブラザーズのエネルギッシュでファンキーなパフォーマンスが再び観客を魅了することでしょう​ (Music Life Club)​​ (EPLUS)​。

バブルガムブラザーズのこれからの展望

結成40周年を迎えたバブルガムブラザーズは、これからも音楽活動を続ける意欲を強く示しています。ブラザー・コーンは乳がんを克服した後、さらに健康に気を使いながら活動を続ける決意を表明しました。彼は「70歳を超えても、まだまだ歌い続けたい」と語り、その熱意は衰えることがありません​​。

一方、ブラザー・トムもまた、音楽だけでなく、俳優やタレントとしての活動も並行して行う予定です。彼は「音楽と演技の両方を追求することで、新しい挑戦を続けたい」と意欲を見せています。二人の異なる分野での活動が、バブルガムブラザーズのさらなる進化を期待させます​​。

今後の展望として、バブルガムブラザーズは新たなアルバムの制作や全国ツアーの計画を進めています。彼らの音楽は時代を超えて多くの人々に愛されており、新しい世代のファンも増え続けています。結成40周年を機に、彼らはますます精力的に活動を展開し、その魅力を広めていくことでしょう​​。

バブルガムブラザーズの音楽は、単なるエンターテインメントを超え、彼らの人生そのものを表現しています。これからも彼らの音楽が多くの人々に勇気と希望を与え続けることを願っています。結成40周年を超えた新たなステージで、バブルガムブラザーズがどのような奇跡を起こすのか、ファンはその未来を楽しみにしています​​。

総括:バブルガムブラザーズの現在|病気に不仲に逮捕を乗り越えた今とこれからに関する本記事ポイント

バブルガムブラザーズの歴史と現在の状況について、本記事では以下のポイントに基づき総括します。

  1. 結成前の活躍と結成の経緯
    • ブラザー・トムとブラザー・コーンはそれぞれ独自のキャリアを持ち、共通の音楽的嗜好を通じて1983年にバブルガムブラザーズを結成しました。
    • 新宿ルイードなどでのライブ活動を通じて徐々に人気を獲得しました。
  2. 代表曲「WON’T BE LONG」の大ヒットと紅白歌合戦出場
    • 1990年にリリースされた「WON’T BE LONG」はミリオンセラーを記録し、1991年には『第42回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たしました。
  3. 不仲による活動休止
    • 成功の陰にはメンバー間の不和があり、1997年に活動を休止しました。各自が新たな道を模索し、個別のキャリアを築いていきました。
  4. 2008年の活動再開とその後の困難
    • 2008年に再結成し、新たな音楽活動を展開しましたが、その後もブラザー・トムの心筋梗塞やブラザー・コーンの肝臓移植などの健康問題に直面しました。
    • 2012年にはブラザー・コーンが暴力行為等処罰法違反の容疑で逮捕されるという不祥事もありました。
  5. ブラザー・コーンの乳がんとその後の復活
    • 2023年にブラザー・コーンが乳がんを公表し、治療を経て2024年に復活ライブを計画しています。
  6. 結成40周年ライブの中止と再計画
    • 予定されていた40周年ライブはコーンの治療のため中止となりましたが、2024年には「LAST LIVE vol.1 ~じじいが街にやってくる!~」として復活ライブが計画されています。
  7. これからの展望
    • ブラザー・コーンは健康に気を使いながら音楽活動を続ける意欲を示し、ブラザー・トムも音楽と演技の両立を目指しています。
    • 新しいアルバム制作や全国ツアーの計画も進行中であり、今後も精力的な活動が期待されています。

バブルガムブラザーズは結成から現在に至るまで、多くの困難を乗り越えてきました。メンバー間の不和や個別の健康問題、不祥事などさまざまな障害がありましたが、それでも彼らは再び立ち上がり、音楽活動を続ける意欲を持ち続けています。これからも彼らの音楽が多くの人々に勇気と希望を与え続けることを期待し、その未来を見守りたいと思います。