MR.BIGの2017年日本武道館公演の感想の続きです。
前回の記事はこちらです。
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前の記事は開演前のグッズなどについてでしたが、この記事からライブの内容の感想に移ります。
目次
- 1 MR.BIG 2017年武道館公演の感想 全曲
- 1.1 1.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
- 1.2 2.American Beauty
- 1.3 3.Undertow
- 1.4 4.Alive and Kickin’
- 1.5 5.Temperamental
- 1.6 6.Just Take My Heart
- 1.7 7.Take Cover
- 1.8 8.Green-Tinted Sixties Mind
- 1.9 9.Everybody Needs a Little Trouble
- 1.10 10.Price You Gotta Pay
- 1.11 Paul Guitar Solo
- 1.12 11.メドレー
- 1.13 12.Open Your Eyes
- 1.14 13.Forever & Back
MR.BIG 2017年武道館公演の感想 全曲
MR.BIG 2017年武道館公演をセットリスト順に全曲、感想付きで振り返っていきたいと思います。
19時開演のスケジュールの日本武道館公演は少し遅れた19時2分頃にスタートしました(^^)
1.Daddy, Brother, Lover, Little Boy (The Electric Drill Song)
1曲目は「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」!
来日公演前からセットリストをずっと追っていたので1曲目が「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」なのはわかっていたのに、一気にテンションが上がりました。
エリックは最近お気に入りのストールを巻いた衣装、ビリーは上下黒の衣装にいつものヤマハのグリーンのシグネチュアモデルのベース、ポールはTシャツ姿で白い2ハムバッカー仕様のFRMを持って登場。
まだ、パットはいません。
1曲目の「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」は反則です(; ・`д・´)
メインのリフでギターの6弦を刻む音とピッキングハーモニクスに痺れます。
2回目のサビの後、ギターソロ前の間奏ではソロが始まるぞという空気に会場が包まれて大興奮。
そしてポールのギターソロでさらに興奮。
そこからのドリルタイムでさらにさらに興奮です。
ピントがブレブレですがこちらはドリルタイムの写真。
ちなみに「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」の時だったのかわからないのですが、武道館公演の最初の方にビリーの機材トラブルがあったみたいでした。
(ワイヤレスのトラブル?)
私の席からはちょっとビリーが見づらかったので気づかなかったのですが、武道館公演に参加した方のツイートで見て知りました。
それにしても、ポールのギターサウンドは1音1音が綺麗に聞こえてすごい!
ビリーがあんなに弾きまくっているのに、音がバンドに埋もれず聞こえてきます。
ポールのギターサウンドは、アルバム「Defying Gravity」では、中域を強調した少しこもった音が特徴的でしたが、公演中のポールのギターサウンドはすごくロックしてました。
サビの「Your Brother, Lover, Little Boy」は会場全体で大合唱。
武道館にいた多くの方の頭に、
のセリフと、顔が浮かんだかも・・・・
まあ、MR.BIGの場合はエリックが観客にマイク向けてくるし、大丈夫ですね!
2.American Beauty
アルバム「What if…」の「American Beauty」もセットリストに入るのがおなじみの曲になりました。
最初にポールのリズミカルなギターから始まるのがかっこいいです。
「American Beauty」は「What if…」のダークなイメージが強い曲なので、「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」の明るいロックのイメージと正反対な感じがして、その対比がまたいいと思います。
ただ、途中音が少し軽い気がしたので、もしかするとビリーの機材トラブルって「American Beauty」であったのかな???
3.Undertow
「Undertow」もアルバム「What if…」からの曲で、バンドのお気に入りみたいでセットリストのおなじみになっています。
「Undertow」は低音弦を刻むギターのリフと、サビの後のポールとビリーのキメの部分がすごくかっこよかったです。
そして、サビはMR.BIGならではのキレイなコーラスと、聞き所が満載です。
ただ、ちょっと気になったのは、キーが高いのかエリックが少し歌いづらそうだったことです。
サビをコーラスに任せて歌っていないところが多かったので、名古屋公演と連日だったので疲れていた?
まだ最初の3曲目だったから、音の調整中で音程が取りづらかったなんて可能性もありますね。
そういえば「Undertow」と「American Beauty」って、ポールがギターソロでCDと少し違うフレーズを弾きますよね。
これって、アルバム「What if…」でプロデューサーのケヴィン・シャーリーの意向でほぼ一発録りで録り直しできなかったのが不満だったのかも。
4.Alive and Kickin’
エリックの「何か大事なことを忘れていないか?」
のMCを受けて、「Alive and Kickin’」からはパットが登場!
マットのドラムセットの隣にセットされている、パーカッションをパットが担当。
黒で下地に「誠」と書かれたTシャツがパットです(笑)
パットの病状が心配ですが、ドラムセットの横までの階段を元気に軽やかに駆け上がっていたので体調は良いみたいでした。
やっぱりパットがいてこそMR.BIGだという会場の雰囲気もあって、「Alive and Kickin’」は大盛り上がり。
というか、会場全体的に再結成後の曲はちょっと受けが悪くて、昔の曲で盛り上がるという雰囲気もありました。
ギターソロは、これもおなじみなっているポールの歯弾きが披露されました。
またピンボケですが、ポールの歯弾きソロシーンです。
そしてギターソロ後のビリーのソロ。
奥でパットはタンバリンで盛り上げます。
ポールも楽しそうにギターを弾いているし、バンドの状態の良さをすごく感じます!
5.Temperamental
「Temperamental」の最初のパーカッション部分はパットも活躍。
コーラスが多い曲なので、一緒に歌える部分がたくさんあって盛り上がります。
6.Just Take My Heart
「Just Take My Heart」では、なんとパットがドラムを叩きました。
パーキンソン病の患者の方がドラムを叩くというのは奇跡に近いと聞いたことがありましたが、しっかりとドラムを叩いていました。
また、「Just Take My Heart」からはポールが赤いFRMにギターを持ち替えていました。
「Just Take My Heart」のイントロの指弾き部分を気持ちよさそうに弾くポール。
パット、確かにドラムを叩いています。
無事「Just Take My Heart」を叩き終えたパットに盛大な拍手!
7.Take Cover
ここからはドラムはマットに交代。
「Take Cover」では最後の「save my soul」の部分などをみんなで大合唱。
MR.BIGのライブは一緒に歌えるところがたくさんあるのがいいですね(^^)
ライブだと「Take Cover」でのビリーのベースラインのかっこよさがよくわかります。
「Take Cover」はMR.BIGの曲の中では、歌中心の曲に聞こえますが、ビリーが大活躍ですね。
あと、ポールのギターですが、バッキングのアルペジオのところはポジションを固定せずに、1、2フレットあたりと真ん中のフレットあたりを行き来するポジションで弾いていました。
同じフレーズの繰り返しではなく、いつもよりちょっと崩して弾いていたようですが、いい感じです。
8.Green-Tinted Sixties Mind
「Green-Tinted Sixties Mind」のイントロのタッピング部分が始まると、「これが聴きたかった」という雰囲気で会場は大興奮。
イントロのタッピングのフレーズ、サビのメロディ、ギターソロと気持ち良いメロディで会場が一体になります。
サビのコーラスでMR.BIGがちゃんと歌えることを再認識。
9.Everybody Needs a Little Trouble
アルバム「Defying Gravity」からの新曲がやっと登場です。
「Everybody Needs a Little Trouble」はビリーも「お気に入り」と言っていた曲ですが、唸るようなベースがかっこいい!
ただ、直前が「Green-Tinted Sixties Mind」だったせいか、観客の反応と盛り上がりはイマイチだったかも。
かっこいい曲なのですが、どこで盛り上がればいいかわからないという空気を感じました。
「Everybody Needs a Little Trouble」はCDだと手拍子が入っているのがかっこいいので、ライブでもみんなで手拍子したらいいのかなぁ、と思いました。
でも、ギターソロではポールとパットがこんな絡みを見せてくれました!
これにはエリックもご満悦です(笑)
10.Price You Gotta Pay
そして「Everybody Needs a Little Trouble」と曲調が似ている「Price You Gotta Pay」に続きます。
「Price You Gotta Pay」は定番なので、サビの歌いどころもわかるし会場は大盛り上がり。
ギターソロ前のビリーのハーモニカ部分での、エリックとビリーの二人羽織風でベースを弾くシーン。
ギターソロ後のブレイクで、ポールのギターと同じフレーズをビリーが弾くシーンもかっこいいです。
MR.BIGって、ただ演奏が上手いだけではなく、演奏の見せ方やファンの盛り上げ方が本当に上手です。
Paul Guitar Solo
続いてポールのギターソロ。
ミストーンなんて皆無!
速いフレーズであっても本当に1音1音が綺麗にはっきりと聞こえます。
最初は花道の先のセンターステージで、足元のペダルでバスドラの音を刻みながらの演奏。
私のいた席からかなり近かったです。
そして、ステージのポールの立ち位置に設置された、リーサーX仕様とも言えるミニPGMを使ったプレイに
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ディレイ?を使ってギターフレーズをループさせるプレイを繰り返します。
(文章で書くと意味わからないですね(; ・`д・´))
ミニPGMは、2弦、3弦、4弦の3本しか張らない変則セッティング。
ちょっと凄すぎてプレイの解説はできませんが、どんなに速いフレーズでも1音ずつ均一に聞こえるのが凄すぎます。
11.メドレー
ポールのギターソロからそのまま「Never Say Never」のイントロのリフがスタート!
日本武道館公演前までのセットリストではここで「Take a Walk」だったので、一瞬何の曲が始まったかわかりませんでした。
エリックがAメロから歌い始めて、曲はわかったけど曲名が浮かんでこなくて、サビでやっと「Never Say Never」の曲名を思い出しました(笑)
「そうきたか~」
とニヤつきが止まりませんでした( ̄ー+ ̄)キラリ
その後は、カッティングが印象的な聞き覚えのあるリフがスタート。
「Never Say Never」と同じアルバム「Lean Into It」から「CDFF-Lucky This Time」。
「CDFF-Lucky This Time」はサビのメロディがいいなぁ~。
「Daddy, Brother, Lover, Little Boy」「Green-Tinted Sixties Mind」「To Be With You」に埋もれがちですが、「Never Say Never」も「CDFF-Lucky This Time」も名曲ですよね。
そして次はビリーのベースラインが印象的な「Mr.Gone」へメドレーが続きます。
「Mr.Gone」って再結成後に演奏したことこれまであったのでしょうか?
「Mr.Gone」は特にベースが中心の渋さが光る曲ですよね。
ライブで聞くとまた違った印象です。
「Mr.Gone」までで、日本武道館公演から新たにセットリストに加わったメドレーは終了です。
このメドレー部分は、ポールのレコードデビュー30周年記念のソロ来日公演で演奏した、35曲のギターインストメドレーの時のアイデアの一部だったそうです。
その時のポールの来日公演のレポートはこちら。
[blogcard url=”http://ikiteru.net/2016/10/07/post-167/”]
12.Open Your Eyes
メドレーの「Mr.Gone」から間を開けずに、日本武道館公演から新しくセットリストに入った、アルバム「Defying Gravity」の1曲目「Open Your Eyes」のイントロのリフがスタート。
「Open Your Eyes」のイントロリフ、ライブで聞くとかっこいいです!
さすがにライブではケヴィン・エルソンの「OK! We’re Rolling」は入りません。
CDでは地味に聞こえる「Open Your Eyes」もライブではサウンドに厚みが出てすごくいい感じです。
それに、やっぱり新曲の方がエリックにキーが合うのか、歌いやすそうに感じました。
13.Forever & Back
続けて「Defying Gravity」からの新曲「Forever & Back」。
サビの部分にみんなで歌えるコーラス部分があるのでライブ映えします。
エリックの歌い回しもかっこいい!
・・・さて、ずいぶんと長文になってしまったので、日本武道館公演の後半の感想、レポートは次の記事に書きたいと思います。
「Forever & Back」の次は、アコースティックセクションに移ります☆
後編はこちら。
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