シンゴジラを『4DX』ではなく『MX4D』で見てきました(・∀・)b
『MX4D』で見れる数少ないシアター、「TOHOシネマズ ららぽーと横浜」に行ってきました。
この『MX4D』ですが、わたしはてっきり3D眼鏡をかけてみるものだと思っていたのですが、映画によって違うんですね(; ・`д・´)
シンゴジラは3Dではありませんでした。
- MX4Dってなに?
- ジンゴジラのネタバレ感想
シンゴジラを上映していた『MX4D』とは?
『MX4D』とは、映画館のシートなどに特殊な仕様になっていて、映画のシーンに合わせて、「シートの突き上げ」「首元への感触」「背中への感触」「香り」「風」「水しぶき」「足元への感触」「地響き」「突風」「霧」「ストロボ」使っての演出が入ります。
つまり、今までの視覚と聴覚だけでなく、触覚、嗅覚を合わせた人間の「4感」で映画を体感できるシステムというわけです。
シートも普通の映画館の座席とは違いますよね?
事前の情報では、『MX4D』だとシン・ゴジラに登場する石原さとみの良い香りが体感できるということでした(#゚Д゚)
個人的にはゴジラの迫力よりも、石原さとみの香り目的で『MX4D』を選んだわけです。
シンゴジラをMX4Dで見た感想・評価
ネタバレになる部分は後程触れますので、まずは大まかな感想と評価を。
結論から言うと、シンゴジラものすごく面白かったです(^^)
先にさんざん『MX4D』について書きましたが、普通の映画館で見ても十分楽しめる内容でした。
面白かった理由をいくつか挙げてみます。
・とにかくストーリーがリアル
シンゴジラはとにかく『リアル』にこだわっているところが面白い理由の一つです。
ストーリーが嘘くさい子どもだましではなく、「本当にゴジラのような未確認生物が現れたら?」という点にこだわっているところです。
政治的な混乱がストーリーの中心にもなるのですが、もしも今日本で前例の無い想定外の事態が起こった時に、本当にありそうな展開が描かれています。
日本のおじさん(主に政治家たち)がいろいろ対策を講じるのですが、常にゴジラがその一歩先を進んでいくので、とにかくおっさん(政治家たち)のパニックぶりが面白いです。
ゴジラ以外の部分が本当にリアルなので、政治家たちが真剣に「対ゴジラの会議」をしているシーンも本当っぽいです。
「しょせん怪獣映画でしょ?」と思って見ると、そのストーリにまず引き込まれると思います。
・ゴジラ、街並みや兵器、破壊シーンもとにかくリアル
ハリウッド映画並みにCGシーンなどがリアルでした。嘘くさいシーンで冷めてしまうというところがありませんでした。
東京の街並みなど本当にリアルで、実在する町の破壊シーンには息をのむほどです。シンゴジラを見た方のほとんどがゴジラの破壊活動に絶望感を覚えるはずです。だって、特に関東の方はだと思いますが、自分の知っている町があんなことになるなんて・・・・
・たぶん対ゴジラじゃなくても面白い
ストーリーのリアルさにもつながる部分ですが、ある種の「侵略者」への日本の対応という部分では、ゴジラじゃなくても十分ストーリーとして成立しているところが面白い理由だと思いました。
例えば、対ゴジラではなく他国からの侵略などに置き換えても面白いはずです。
シンゴジラのMX4D版のネタバレ含む感想と評価
さて、ここからは『ネタバレ』含めて書いていくので、これから映画を見る方は読まないほうがいいと思うので注意してください。
以下「ネタバレ」含むので注意。
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シンゴジラのネタバレ込みの感想と評価、あとは見た後の疑問などについて続けます。
・結局ゴジラはどこから来たのか?
ストーリーの細かい部分がよくわからなかったというのも正直な感想です。
例えば、あのゴジラの存在を知っていた教授って結局どうなったのかとか、最初にゴジラが登場するきっかけもあの教授だったのではないかなど謎が残ったままだと思います。
教授が乗っていたボートの真下からちょうど最初にゴジラが現れたので、教授がゴジラを呼び寄せたというのが可能性は高そうです。
・ゴジラの進化が早い件について
ゴジラはものすごく進化が早いということで、最初の4足歩行から2足歩行へ、そして巨大化していくわけですが、ここで一つ疑問が出てきます。
東京湾に最初に登場する前のいつからゴジラは潜んでいたのでしょうか?
あれだけ進化が早いのならば何十年も潜んでいたというよりも、つい最近誕生したと考えることもできます。
・石原さとみ
英語w
発音がどうとか言われているみたいですが、もっと適役がいたんじゃないかな???
英語ちゃんと使える同年代の女優。
それこそローラとかでもよかったのでは?
あ、あと最初にも書いた『MX4D』で、石原さとみの登場シーンでの「ええ匂い」ですが、私には感じられませんでした(; ・`д・´)
これたぶんデマだと思います。
・総理に責任感が無さすぎる
大杉漣総理の「そんなこと聞いてないぞ!」みたいなセリフとか、「あえて」なのはわかりますが、責任感というか決断力もあまりない描写がされていて、ちょっと面白かった。
あれはたぶん政治への皮肉ですよね。
死んでしまうのにはちょっとびっくりしましたが。
でも、一番無責任っぽい平泉成総理が最後に重要な役割を果たすというところに、ちゃんと政治にも期待してますよというメッセージがあるように感じました。
・甘利明にそっくりな中村育二演じる金井大臣
これは説明不要でしょうw
頭の長さがもう少しあったら完ぺきでした。
・ゴジラへの血液凝固剤の飲ませ方が雑w
いや、だってあんな口からドバドバ入れるだけでゴジラはガブガブ、グビグビ飲んでくれるものなのかという疑問があります。
吐いたらいいじゃん、って思ったのはわたしだけ???
・凍結したゴジラはあのまま放置?
東京駅の真上に固まったゴジラをあのまま放置していくのでしょうか?
しかも、ゴジラが復活したらすぐに核攻撃してよいと約束したと最後に言ってましたが、つまりはあのまま放置するって意味に聞こえました。
ゴジラ残したまま復興って無理でしょう。
たぶんあの後の日本では、あのゴジラを残しておきたい現存派と撤去派で対立が起こりそうです。
復興へのシンボルにする、いや恐怖の記憶を呼び起こすだけだがら早く撤去した方がよいという意見で分かれそう。
これって東日本大震災でも、津波で流された船を処分するか残すか話し合われたことがありましたよね。
あと、911のグランドゼロをどうするかという議論など。
シンゴジラの続編があるとしたら、残ったゴジラをどうするかというところから始まるかもしれませんね。
・ゴジラの尻尾にたくさんあった人のような・・・・
映画のラストシーンですが、ゴジラの尻尾にたくさん人のようなものがたくさん生えていました。
あれって結局なんだったんでしょうね。
映画の中でゴジラは一種の無性生殖をしているという話があったので、わたしは人のように見えたけど、小さいゴジラ(子どものようなもの)がたくさん産み落とされる直前だったと解釈しました。
これももし続編があったら明らかにされる部分かも。
・そもそもゴジラの目的は?
これさっぱりわからないんですよね。
元々東京の破壊を目的にやってきた、というわけではなさそうです。
というのは、自衛隊や米軍の攻撃をきっかけに口からの光線での破壊を始めたからです。
人間側が攻撃しなかったらどうなっていたか気になります。
でも、鎌倉から上陸して都心に向かって進んでいたので、何らかの目的があったとは思われます。
シンゴジラのネタバレ含む感想と評価を書いてみましたが、内容を振り返るとけっこう謎も多いと改めて感じました。
エヴァンゲリオンの庵野秀明が総監督、脚本なので、これはしょうがないか。。。
総括:シンゴジラMX4D版に関する本記事のまとめ
シンゴジラをMX4D版で観賞した体験についての総括は以下の通りです:
- MX4Dの特徴
- MX4Dは視覚と聴覚だけでなく、触覚や嗅覚も含めた4感で映画を体感できるシステム。
- シートの動きや香り、風、水しぶき、地響きなど多様な演出が映画のシーンに合わせて提供される。
- 特に、シートの突き上げや首元・背中への感触などが特徴的。
- シンゴジラのMX4D体験
- 石原さとみの香りを体感できるとの事前情報があったが、実際には感じられなかった。
- ゴジラの迫力がさらに増すことを期待してMX4Dを選択したが、通常の映画館でも十分楽しめる内容だった。
- シンゴジラの面白さの理由
- リアルなストーリー: ゴジラ出現による政治的混乱をリアルに描写。実際にゴジラのような未確認生物が現れたらという仮定に基づいている。
- リアルなCGと破壊シーン: 東京の街並みや兵器、破壊シーンがリアルで、観客に強い印象を与える。
- ストーリーの普遍性: ゴジラではなくても、ある種の「侵略者」に対する日本の対応を描いたストーリーとしても成立している。
- シンゴジラのネタバレ感想
- 謎が多いストーリー: ゴジラの起源や教授の役割、進化の速さなど謎が多く残る。
- ゴジラの進化と存在: 最初の4足歩行から2足歩行へ進化し、巨大化する過程が興味深い。
- キャラクターの描写: 石原さとみの英語の発音や総理の責任感の描写などが話題に。
- ゴジラの血液凝固剤の投与方法: 効果的だが雑に見える演出。
- 凍結後のゴジラの扱い: 東京駅の上に固まったまま放置されるゴジラが、今後どうなるのかという疑問。
- ゴジラの尻尾の謎: 多数の人のような形が見られ、無性生殖の可能性が示唆される。
- ゴジラの目的: ゴジラが東京を破壊する明確な目的が不明。
- 今後の期待
- シンゴジラの続編がある場合、残された謎が明かされることを期待。
全体として、シンゴジラのMX4D版は視覚的・触覚的なエンターテイメントを提供し、通常の映画体験を超える感覚を楽しむことができた。リアルな描写と多くの謎が観客の興味を引き、次回作への期待も高まる作品であった。