新型クラウン(2018年6月26日発売の15代目)の2.0Lターボ車に試乗してきました。
(というか、3.5Lハイブリッド、2.5ハイブリッドは試乗車が予約できなかった・・・」)
試乗したのは、過去の新型車の試乗レポートでも利用したお台場のMEGA WEB(メガウェブ)です。
MEGA WEBは、全トヨタ車の展示車と試乗車が用意されている展示施設で、セールスの売り込みが無いので、まずは実車をじっくり見たいという方におすすめの施設です(^^)
アクセスは電車だったら、りんかい線の東京テレポート駅、ゆりかもめの青海駅が最寄り駅になります。
(この記事を書いている2018/9/17現在はクラウンの試乗予約ができない状態でした・・・)
目次
新型クラウンの試乗レポート・感想
新型クラウン、本当はハイブリッド車を試乗したかったのですが、試乗予約できたのは2.0Lターボ車のみでした。
試乗レポートの前に15代目の新型クラウン2.0Lターボ車のスペックを掲載しておきます。
新型クラウン2.0Lターボ車のスペック
型式:3BA-ARS220
駆動方式:FR
トランスミッション:8AT
定員:5名
全長:4,910
全幅:1,800
全高:1,455
車両重量:1,700kg
最小回転半径:5.3m
JC08モード燃費 12.8km/L
排気量:1,998L
燃料:ハイオク
燃料タンク:66L
過給機:ターボチャージャー
エンジン最高出力:180[245]/5200
エンジン最高トルク:350[35.7]/1650
タイヤ前輪サイズ:215/55R17
タイヤ後輪サイズ:215/55R17
新型クラウン2.0Lターボ車 内装
新型クラウンを始動する前にカーナビやメーターの表記の画像を先に紹介します。
メーターは最近の車では一般的なタコメーターとスピードメーターの真ん中にマルチインフォメーションディスプレイがあるタイプ。
グレードやオプションによってはヘッドアップディスプレイが装備できて、フロントガラスに情報を投影できるようになりますが、試乗車には装備がありませんでした。
標準装備されるカーナビは2画面タイプです。
見ての通り、一切社外品を装備する余地は無さそうです。
新型クラウンでは、カーナビに加えてDCMというT-connectを利用するための通信機も標準装備されているので、トヨタの通信サービスが新型クラウンを購入すればそのまま利用できます。
この通信機能でLINEで会話するというサービスが提供されているわけです。
ただ、通信量は3年間のみ無料なので、それ以後は年間1万6000円ほどの通信量を払わないと利用できません。
2画面をカーナビの使い方ですが、上の画面が見る専用、下の画面がエアコン操作パネルも兼ねたタッチパネル式のカーナビの操作用ディスプレイになっています。
レクサスなどはカーナビはタッチパネルではなく手元のコマンダー(リモコン)で操作をするのですが、操作性が良いとはいえないので、2画面という大胆なやり方で従来のタッチパネル式の操作ができるのは良いと思いました。
しかも、これなら見る用の上部のディスプレイは指紋で汚れずに済むのもいいですね。
新型クラウン2.0Lターボ車 加速
そして試乗をスタートして、最初に確認するのは加速性能です。
2.0Lターボ車は、2.5Lハイブリッド車以上、3.5Lハイブリッド車未満という動力性能を持っています。
馬力は3.5Lハイブリッド車の方が40馬力ほど上回っていますが、最大トルクはスペック上は3.5Lハイブリッド車とほぼ同等でも車両重量が170kgも2.0Lターボ車が軽いため有利なはずです。
MEGA WEBの試乗コースは私有地内なので、法律上の制限速度はありませんが、試乗ルールとして最高速度は40km/hまでと決めらています・・・・が、スタート直後は長い直線を用意してくれているので、ある程度は許容範囲という意味と解釈してアクセルを踏み込みして急加速をしてみました。
AT車ということもあり、アクセルを踏んでからのレスポンスも早く、加速性能はかなり良いです。
個人的には相当早いと感じました。
この動力性能で、今回の新型クラウンで一番安いモデルというのはなかなかすごいと思います。
新型クラウン2.0Lターボ車 乗り心地
サーキットを攻めるような走りは体感できませんが、MEGA WEBの試乗コースは欧州をイメージした石畳の路面などが再現されていたり、スラローム走行できるようになっているので、その中で確認できた乗り心地のレポートになります。
乗り心地、さすがクラウンです。
石畳の路面であっても、路面の凹凸をうまく殺してくれます。
また、スラローム走行時も車両の安定感は今まで試乗した車と比べても抜群に良いと感じました。
新型クラウン2.0Lターボ車 試乗レポートまとめ
新型クラウンの2.0Lターボ車、動力性能的にはかなりお買い得グレードではないでしょうか。
と思いますが、2.5Lハイブリッド車との価格差は20万円ほどです。
2.0Lターボ車ではハイオク仕様で燃費がハイブリッドよりも悪いからエコじゃない、って考える方は2.5Lハイブリッド車を選ぶのが良さそうです。
環境面、動力性能の両取りをしたい(予算はあまり関係ない)方は3.5Lハイブリッド車でしょう。
3.5Lハイブリッド車は、LSと同じマルチステージハイブリッドと3.5Lエンジンが装備されているので、パワートレイン的にはLSと同等です。
LSまで含めて考えると、3.5Lハイブリッド車もかなりお買い得に思えてしまうのが、トヨタの価格設定やグレード設定の旨さなのでしょうか。
新型クラウンを安く買う方法
新型クラウン購入時に下取り車を買取専門店に売却すると、ディーラー査定よりも100万円以上高く売れるケースがあります。
買取業者を利用する際は、このような一括査定サービスを使うと、複数社の査定額の比較ができて便利です。
新型クラウンは値引き交渉にはほとんど応じてくれないそうなので、このような値引き交渉以外の方法で購入総額を下げていく方法が良いおすすめです。