新型プリウスphvに試乗してきた感想とレポート

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トヨタから先日発売されたばかりの新型プリウスphvにいち早く試乗してきました。

新型プリウスphv 画像 展示車

新型プリウスphvを試乗してきた感想とレポートをまとめます。

phvではない、通常のプリウスも同日に試乗したので、新型プリウスphvとプリウス(非phv)を比較していきたいと思います。

新型プリウスphvの全グレードの展示車も見ることができたので、展示車を見た感想とレポートもまとめておきます。

新型プリウスphvの試乗車がある場所

プリウスphvの試乗は、常時ほとんどのトヨタ車の試乗車の用意があるお台場の「MEGA WEB(メガウェブ)」でしてきました。

「MEGA WEB(メガウェブ)」は、トヨタのほとんどの車種の試乗車が用意されていますが、試乗できるのは公道ではなく、構内の試乗コースになります。

通常は1回の試乗(コースを2周)に300円かかります。

でも、ちょうどトヨタのハイブリッド車の累計販売台数「1000万台」の記念に、プリウスphvを含むハイブリッド車は無料で試乗できるキャンペーン中でした。

ハイブリッド車の無料試乗は3月11日までということだったので、試乗車を何台も乗り比べするチャンスですね。

また、「MEGA WEB(メガウェブ)」には新型プリウスphvの全グレードの展示がしばらくされるので、グレード別の比較をするのにもすごく便利です。

新型プリウスphv 画像 展示車2

通常、ディーラーの店舗ではスペースの都合上、新型プリウスphvの全グレードを展示しているなんてことはありません。

新型プリウスphv試乗の感想・レポート

それでは早速試乗したレポートを書きたいと思います。

試乗車のプリウスphvはボディカラーが「スーパーホワイトⅡ」でグレードが「S“ナビパッケージ”」の車両でした。

新型プリウスphv 試乗車 ホワイト

新型プリウスphvの11.6インチディスプレイ

新型プリウスphvの試乗車に乗り込むとまず目に入るのが、11.6インチの大型ディスプレイです。

新型プリウスphv 11.6インチディスプレイ

ちなみに、新型プリウスphvのグレードは5種類あるのですが、一番安いグレードの「S」を除くグレードに、カーナビの機能を兼ねる大型11.6インチのディスプレイが標準装備されます。

カーナビ以外に、エアコン操作などもこのディスプレイで行うようになります。

写真ではちょうど上半分がカーナビの地図画面で、下半分がエアコン操作画面と分かれてますが、画面全体をカーナビの地図画面にすることもできます。

デイスプレイの左右には、使用頻度が高いだろう、エアコンの温度調整、くもり取り、ボリューム、などのボタンが設けられています。

画面サイズが大きすぎて運転中に気が散るのでは?と思うかもしれませんが、ディスプレイの位置は運転中の視界に入ってくるような位置ではないので、あまり気になりませんでした。

運転中はディスプレイの真上にある、スピードメーターやマルチインフォメーションディスプレイの方が視界に入り込んでくる印象。

スピードメーターなどは、少し奥にあるので目線の移動は走行中もすごく自然にできて、このあたりは目線があちこちに行かないようにうまく設計されていると感じました。

新型プリウスphvは加速がすごい

試乗コースを走る際に確認したかったのが、EV走行ならではの加速でした。

新型プリウスphvは、今までと違いモーターを2つを使う「デュアルモーターシステム」を採用していて、加速性能がパワーアップしていると聞いていました。

新型プリウスphv デュアルモータードライブ

実際に試乗コースでアクセルを踏み込んだときの加速は、確かにものすごく良かったです。

EV走行ならではの、ギアなどの変速が無いスムーズでパワフル、そして静かに加速していきます。

新型プリウスphvは厳密にはハイブリッド車ですが、エンジンを始動しないEV走行が「68.2km」もできるので、バッテリーの充電さえできていれば、ほとんど「電気自動車」として使える車だと思います。

試乗の際も、ハイブリッド走行に切替するボタンを押さない限りはエンジンがかかることはありませんでした。

新型プリウスphvの3つの走行モード

新型プリウスphvには3つの走行モード(ドライブモード)があります。

加速力の強い「パワーモード」、加速力を抑えた「エコモード」、そして「ノーマル」の3つです。

シフトノブ近くの「DRIVE MODE」というボタンで切替ができます。

新型プリウスphv ドライブモード

この走行モードの切替は、通常のプリウスにもあるのですが、通常のプリウスでは走行モードによる違いがあまり感じられませんでした。

でも、新型プリウスphvは走行モードによる違いが非常に大きいと感じました。

「パワーモード」は本当に加速力が数段上がる印象で、何度もアクセルを踏み込みたくなるほどでした。

反対に「エコモード」は、アクセルを踏んでもほどほどの加速に抑えてくれて、こちらのアクセル操作に関わらず無駄な電力消費を抑えてくれる印象。

新型プリウスphvと通常のプリウスの加速力の比較

新型プリウスphvの試乗の後に、通常のプリウスの試乗もしましたが、加速力は新型プリウスphvが圧倒的に良いです。

新型プリウスphvは、ノートe-powerのように「ひと踏み惚れ」するほどの加速力でした。

通常のプリウスは、本当にごく普通の加速力で、エンジンの排気量1000cc分くらいの違いがあるかのような印象。

また、新型プリウスphvはほぼ無音のまま、新幹線のようにスムーズに加速していくのに対して、通常のプリウスはアクセルを踏めばエンジン音が聞こえてきてうるさいなという印象になってしまいます。

新型プリウスphvよりも通常のプリウスは一世代前の車

ハイブリッド車は今でも先進的な印象がありますが、新型プリウスphvと通常のプリウスを比べてしまうと、通常のハイブリッド車が一世代前の古い車のように感じます。

先日ノートe-powerを試乗したときもそうでしたが、EV走行の加速力は個人的にはものすごく魅力的で新しく感じます。

「EV走行」というと、エコなイメージが強いと思いますが、もしかすると走るの楽しさを手に入れるための「EV走行」が、今後のトレンドになるのではないかと思うほどです。

新型プリウスphvの試乗で感じた静粛性

新型プリウスphvの主に加速感についてここまで書いてきました。

静粛性の高さも、新型プリウスphvの魅力でした。

加速の際にエンジンが始動しないので、ものすごく静かなままスピードだけがぐんぐん上がっていきます。

通常のプリウスは、アクセルを踏み込みような加速をするとエンジンも始動するので、その分エンジン音が室内に入ってきます。

また、ノートe-powerと比べても、ノートe-powerはバッテリーの容量が少ないのでエンジンが始動する場面が多くなるため、新型プリウスphvの方が圧倒的に静粛性は高いと考えていいと思います。

新型プリウスphvの乗り心地の良さ

新型プリウスphvは乗り心地もすごく良かったです。

通常のプリウスとの比較になりますが、通常のプリウスでは試乗コース内の凸凹道のショックが大きかったり、乗り越えた際の音の車内への侵入が大きく感じました。

でも、新型プリウスphvでは凸凹道のショックもうまく抑えてくれていて、室内への音の侵入もあまり感じられませんでした。

個人的な予想ですが、もしかすると新型プリウスphvでは、ラゲッジルームの下に大型のリチウムイオン電池が搭載されていることが、乗り心地の良さと室内への凸凹道のショックの侵入を軽減するのに役立っているかもしてません。

新型プリウスphv リチウムイオンバッテリー

他にも要因はあると思いますが、バッテリーのサイズ等の影響で新型プリウスphvと通常のプリウスでは200kgほど車両重量に差があります。

そのため、凸凹道で車が飛び跳ねるのが防ぎ、室内への音の侵入を防いでいるのかもしれません。

車が重くなることは通常加速性能にはマイナスになりそうですが、強力なトルクを持つモーターで加速できるので、影響が少ないのではないでしょうか。

新型プリウスphvは通常のプリウスの上級グレード

新型プリウスphvと通常のプリウスを試乗して感じたのは、『新型プリウスphvは通常のプリウスの上級グレード』だということです。

走りの面でもそうですが、例えばクラウンやレクサス車にしか装備がない「アダプティブハイビームシステム」が装備されていたりします。

充電設備の問題もありますが、100V電源が使用できたり、街中に急速充電の設備があれば利用できたりと、かなり所有することへの敷居が低くなっていると思います。

新型プリウスphvの「Sナビパッケージ」は360万円ほどですが、通常のプリウスの「Aプレミアム」が310万円。

通常のプリウスの「Aプレミアム」にナビが装備されていないことを考えると、意外に新型プリウスphvと通常のプリウスは価格差も少ないと見ることもできます。

通常のプリウスで上級グレードを選ぼうと考えている方にとっては、新型プリウスphvも比較対象に入れてみてほしいなと思います。

試乗をしてみると、多少上乗せしてでも新型プリウスphvを選んでしまう方が増えそうな気がします。

新型プリウスphvの値引き

新型プリウスphvの値引きは2017年10月現在、「20万円」ほどが相場と、かなり緩くなってきました。

新型リーフの発売の影響もあるようです。

また、気になる補助金ですが、「クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金」が今のルールでは「96000円」ほど適用されるので、購入後に申請すればその金額が戻ってくるので、実質値引きと考えていいと思います。
(購入時に適用される制度、値引きの有無で変動します)

さらに新型プリウスphvを安く買おうとなると、今乗っている車が少しでも高く売れるように、買取専門業者を使うのが良いと思います。

この「かんたん車査定ガイド」を見ると、下取り車として今の車をディーラーに売るよりも、買取業者では「100万円」以上高い査定額で売却できたという実例がいくつか紹介されています。

新型プリウスphvの購入資金に当てるために、このような一括査定を使うのは良い方法だと思います。

かんたん車査定ガイド

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